ドレスのこと
子供の頃は、私も「ドレスだいすき」ガールだったのだが、大人になっていざ本番で着る機会が増えたら天邪鬼なことに「ドレスはわりとどうでも良い」ガールになってしまった。気にいると、3連続くらい同じドレスを着ちゃう。
(だが、ドレス自体はそれはそれで魅力的なので、すきな人はたくさん着て欲しいと思う。)
私が勝手に考えている良いドレス、つまり演奏しやすいドレスの条件は以下だ。
1.持ち運びしやすい。
長距離移動でドレスを持ち運ぶことも多いので、かさばらないのが好きだ。あと、あまりシワになったりラメが飛んだりすると大変なので、その辺がいい感じのドレスが好き。
2.肩周りがごちゃごちゃしていない。
人によってドレスの気になるポイントは違うと思うが、私は肩周りに飾りがたくさんついていたり、袖が長いものは苦手だ。肩ストラップがないやつでもいいけど、そうすると落ちてこないか心配になったりもする。肩周りのデザインが一番気になるかも。
3.生地感が快適。
チュールが多いとゴワゴワして、演奏中に膝に手を置いた時に気になる。(こんな人私だけかもしれないが笑)できれば触り心地の良い生地のドレスが好きだ。チュールはラメがついていることも多いので、ラメが歩くたびに落ちて、私が歩いた跡がキラキラしている妖精状態に陥ることも経験したので、最近はあまり着ない。
4.丈感も気になる。
ロングドレスでペダル前までワーッとドレスで覆われ、足が全然見えない状態になると精神的にペダルが踏めなくなるような気がして心配になる。理想を言えば座った時、足先くらいが見えてペダルが踏めることを確信できると嬉しい。
最近は演奏家に寄り添ったドレスも増えてきて嬉しい。あと、昔は姫ドレス的なものを求められることもあったけど、昨今はわりと普段着っぽい格好でも舞台に立てるようになってきたと思う。姫ドレス、手入れも持ち運びも大変で閉口することも多いので嬉しい。
ドレスが面倒くさいって趣旨の記事だったのに、ドレスのこと書いたら、少し着たくなってきた。黒ばっかり買っちゃうので、カラードレスも欲しいこの頃。
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